ワーケーション実証実験第四回を終えて
観光業に携わる方々を迎えてのワーケーション実証実験Vol.4 in そらのほとり
プロデュース by Masafumi TODAKA&野外学校Feel Our Soul
関東からフライト、そしてレンタカーで陸路を移動して来られ、そらのほとりへチェックイン。
ワークとフリータイム、そしてプロデュース by FOSの自然体験プログラムを交えた4泊5日(主に午前中をワーク&フリータイム、午後を体験プログラムとして)のロングステイプログラムが始まりました🎵
Day1 午後3時チェックインからまずはゆるやかなはじまり こころとからだが宇目に、そして自然に次第になじんでゆくじかん。
Day2 ケビン、テントサイトのワークスペースなどで思い思いのワークタイム。この日はみなさん、午後2時までスケジュールがあり、その後、古からひとと自然のつながりを実感できる鷹鳥屋山へ。そして夕食は地元のパン屋「むぎふくさん」で特別にディナーをお願いしました。
Day3 むぎふくさんの朝食デリバリーから始まり、ワークタイム。午後からは花崗岩の一枚岩の渓谷~藤河内渓谷へ冒険の旅へ。
夜は佐伯市ブランド推進部の皆様との意見交換会。熱い場となり、時間を延長して後半は焚火を囲んでの場となりました。
Day4 今日はそれぞれのスケジュールに合わせて午前と午後にわかれての宇目の自然と里にふれる自転車の旅
Day5 五日間のロングステイを締めるクロージング♫
芝生広場にワークスペースをコールマンマスターシリーズで展開。
日中はタープの下で寛ぎ、夜は寒くなればテントの中へ。
ケビンは、ブナ、ヒメシャラのロングステイ対応のケビンを利用していただきました。
クィーンベッドにソファーベッド、赤で統一した調理器具にコーヒーマシーンやモニター、ワークデスクなども揃えられた空間になっています。
チェックイン後、遊歩道散策なども交えてのオリエンテーション。
そしていよいよ、焚火の着火から。今回は、ご自分たちで火起こし、調理も目指していただきます♫
Day2
それぞれにワークタイム。ケビンで、テントのワーク空間で!
午後2時、ワークを終えて、最初の体験プログラムは鷹鳥屋山へ。
大木の原生の森から頂に向かいます。
はるかな昔、この光景に出会った先人たちの気持ちを追体験。
正面に八本の木の山、そして右奥に祖母傾大崩ユネスコエコパークエリアの山々を望みます。
この地に里を開いた人々は、あの山なみの越えやすい峠を経て、自由に行き来をしてきました。
山と向き合い、観じた畏敬の思いは暮らしのなかに溶け込み、山頂近くに神社を、そして集落のなかに里宮を建て、神楽も含めていまも生き生きとそのエッセンスが息づいています。
帰りに湧水をいただきました🎵
夕食は柳瀬の集落に17年も続く山のパン屋「むぎふくさん」に特別にディナーをお願いしました。
一軒の明かりから、家族の暖かな暮らしも伝わってきます。そんなおすそわけもいただきに。
天然酵母で丁寧に焼き上げたパンはもちろん、ふきのとうのつくだ煮などの前菜やダッチオーブンのメインディッシュ等々、美味しくいただきながら会話も弾みます。
そして、地域おこし協力隊員の河野さんが山奥の森の楓の木からいただいているメープルシロップを絡めたプリンの差し入れ。
そっと口にいれると、なにか山の気配さえもが伝わってくるような澄み切ったやさしい味わい。
彼女の取り組み、そして思いを伺いながらの豊かなひとときでした。
急遽、午前中の予定を河野さんの楓の樹液採取に変更した方も。
こんな展開もいいですね!
午後はいよいよ、奥なる世界の花崗岩の一枚岩の渓谷[藤河内渓谷]へ冒険の旅へ!
自然に助け合いが生まれます。
午後の心地よい日差しの中、渓谷の世界に遊ぶじかん。自然そのものの世界と同調、共振してゆく体験にみなさん、こころもからだも弾んでいるようでした。
ケビンやキャンプでの食事は佐伯の海幸山幸の食材をアレンジ。
めかぶのキノコサラダも大好評でした。
Day4
この日は、それぞれのスケジュールから午前と午後に分かれての宇目の自然と里にふれる自転車の旅へ♬
午前の部はオフロード&ゆっくりティータイムバージョン。
お昼ご飯に「雪ん子」さんのジビエお弁当をいただき、午後の部はロングライドへ向かいました。
里道は落枝、落石などが多く、また登り下りも多いため、ブレーキングやギアチェンジができるように講習から入ります。
キャンプ場内の急坂でスピードをコントロールして下る練習やギアチェンジをして登り切れるように練習を!
しっかりと乗れるようになったらいよいよ、出発です。
テーマは、「宇目の自然と里にふれる旅~自転車に乗って」
里道は車の通行が少なく、のどかな里の風景と自転車の自由さとスピード感が融合してゆき、不思議な感覚になってゆきます。
明治41年(1908年)に創られた旧たしろ橋。ダムの水が増えてくると沈下橋となります。
この空間に佇むと、なにか100年前にタイムスリップしたような感覚に。
往時はきっと、歩きが基本で、往来は馬車や馬も走っていたことでしょう。
峠へ向かって二つの坂を登ります!
これも自転車の醍醐味。登りきったあとの下りはご褒美ですね♫
ぽつんと一軒のお家を過ぎて
なにげない光景のなかでひといきのティータイム。
今回のワーケーションのコンセプトを「無限へのとびら」として、おひとりおひとりのワークやお気持ち、様子なども踏まえながらそこに体験プログラムを交えて進めさせていただいています。
無限の世界は、そらのほとりでも、山や自然のなかでも、里での体験も、いつでもどこでもきっと一瞬にひらくことでしょう。
自然にふれ、里にふれ、自分と向き合う5日間のロングステイ 。
その一瞬一瞬にひらく 無限への扉。
ここでの体験が、それぞれの方の未来へ、そしてつながりのなかに現実化してゆくことを願います。
ワーケーション実証実験Vol.4に際しましてお世話になりました佐伯市観光協会様はじめ、佐伯市ブランド推進部のみなさま、ご参加いただきましたみなさま、共にこの場を支え創ってくれたFOS with そらのほとりのスタッフに、そしてそらのほとりや宇目の自然と里、食事等でお世話になった方々へ、こころより感謝申し上げます。
ありがとうございました。
野外学校Feel Our Soul with そらのほとり 代表 戸髙雅史